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脊柱管狭窄症 

坐骨神経痛は過労や冷えなどが原因で一過性で起こることがありますが、そうした場合は特に治療をしなくても安静にしていれば自然治癒することも多いです。
他方、器質的な病変があって(椎間板ヘルニアとか)坐骨神経痛やその他神経症状を起こしている場合は、放置しておいても中々改善しない方が多いようです。重度の場合は手術に踏み切る方も珍しくありません。

今日お見えになった方は、3年前に整形外科で脊柱管狭窄症と診断され、現在投薬や温熱、電気療法、リハビリを受けているものの、最近は痛み以外に、しびれ感も出てきたということで来院。
腰部は全体的に膨隆しており、臀部も堅く緊張し、下肢には浮腫が生じていました。
治療は手の心包経の曲沢穴に、上焦(上半身)の熱を下焦(下半身)に降ろしつつ、腎の陽気も補うという目的で鍼をもっていきました。(馴染みのない文脈かもしれませんが、漢方というか東洋医学的なあれですから、余り気にしないでください。)あとは適宜局所の補法というか、散鍼。

治療後、下肢の浮腫は結構軽減し、肩凝りなどの上焦の症状も改善されていました。治療前にトイレに行っていましたが治療後も再びお小水。恐らく人体にとって不必要な水分が排出されたのでしょう。
立ち上がって足を踏みしめていただくと足底のジンジンした感じがましになったとおっしゃっていましたから、まあまあの効果だと思います。

この時期季節の変化に身体が追いつかずに筋肉・靱帯関係の不調を訴える方が多いです。
まずは食べ物や衣服などで身体を冷やさないよう、ご用心ください。

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刺さない鍼 

てい鍼

僕が普段用いる鍼で、「鍉鍼(ていしん)」といいます。
爪楊枝ほどの長さで、ぱっと見たところ真っ直ぐな針金です。
先端は丸くせいぜい皮膚表面に当てる程度で、皮下に刺入することはありません。(仮に刺したらどえらく痛いはずで、血も吹き出ることでしょう。)

実は鍼のやり方にも色々とあります。僕が行うのは、主訴や病気の経過などを聞く問診以外に患者の脉診や腹診等で得る身体情報から「証」(漢方医学的な診断、治療方針)というものを立てて、そのうえで適切な経穴(ツボ)に鍼を持っていくというやりかたです。
(煎じて飲む本来の漢方薬とも「証」を立てるところまでは基本的に同じです。その後、鍼をするのか漢方薬を処方するのかという違いだと言えます。)

脉の状態は日々刻一刻と変化します。だから治療中は何度も脉状を観察、確認します。(弱々しい脉、荒々しい脉、滞った脉、季節からはずれた脉…etc、一人一人の顔が異なるように脉にも様々な自己表現があります。)

病的な脉が改善される時は、潜在的に人間に具わっている自然治癒力、自然回復力が引き出される時でもあります。すると食事がおいしくなり、睡眠もとりやすくなり、気持ちも安定の方向に向かいます。その結果、痛みやしびれなどの主訴や色んな病気が少しずつ後退あるいは消失していきます。で、そういう媒介にあるのが鍼治療なんじゃないかと。

以上が僕が考えて行っている治療の基本方針です。

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